イベルメクチンを飲むならマスク着用・手洗いは必要なし?
コロナ予防の効果が期待できるとしてイベルメクチンが世界中から脚光を浴びています。
飲むだけで感染が予防できるなら、自粛生活も必要なくなるかもしれません。
しかし
「予防できるならもうマスクしなくていいんだ!」
と勘違いしてはいけません。
もう1年以上マスク生活を強いられて、風邪の時以外マスクを着用してこなかった人からしたらかなり苦痛に感じていることでしょう。
しかしながら、イベルメクチンを飲んでいるからといってマスクを外してはいけないのです。
なぜマスクの着用を止めてはいけないのか?
本記事ではイベルメクチンの予防効果や、これからのマスクの必要性について紹介していきます。
予防している間もマスクは着用すること!
イベルメクチンの研究を行った海外チームによると、予防効果は84~86%であることが判明しています。
(※Ivermectin for COVID-19: real-time meta analysis of 63 studiesより参照)
つまり100%ではないということ。
残りの約20%でコロナに感染してしまう可能性は十分にあるのです。
治験の時点で予防効果が8割を超えているのは素晴らしい業績だといわれていますが、どのような薬も完璧ではありません。
絶対的に感染を予防できるとは言い難いのが現状なのです。
そのため、イベルメクチンを継続して飲んでいたとしてもマスクの着用はこれまで通り続ける必要があります。
感染予防の効果が低いマスクがある?!選び方にはご注意
家庭用マスクは、一般的に3種類あります。
不織布マスクや布マスク、ポリウレタンマスクです。
パンデミックが始まった当初は、さまざまな人がおしゃれアイテムに変換しようと布マスクまでも登場したのは記憶に新しい出来事でしたね。
実はこの3つの中で一番フィルター性能が高いのは不織布マスク。
スーパーや薬局、コンビニとどこでも購入できるものだったんです。
コロナウイルスの感染ルートとして第一に飛沫感染が挙げられます。
飛沫とは人間が会話や咳、くしゃみをする際に飛び散る水滴のことを指します。
マスクは人間から発される飛沫量を外部へと漏らさないようにカットしたり、外部からの飛沫を吸いこみ過ぎないようにカットしてくれるのです。
マスクの性能を計測する際には、吐き出し飛沫量と吸い込み飛沫量で審査。
吐き出しは自分自身が咳やくしゃみをした場合、吸い込みは外部から吸った場合です。
それぞれのカット率をチェックしてみましょう。
不織布マスク | 布マスク | ポリウレタン | |
吐き出し飛沫量 | 80%カット | 66~82%カット | 50%カット |
吸い込み飛沫量 | 70%カット | 35~45%カット | 30~40%カット |
上記の表のように、一番フィルター性能が高いのは不織布マスクであることが分かります。
不織布マスクは布マスクやポリウレタン製と違って、使い捨てというデメリットはありますが高いフィルター性能を誇っているため、多いに感染予防の期待が持てます。
特にコロナとは関係なしに、鼻炎症状や花粉症に悩まされている人にとって、外でくしゃみをするのは白い目で見られるケースも。
そんな人達にとってフィルター性能が高い不織布マスクは、日常生活における強い味方になり得ます。
ポリウレタン製はアトピーを引き起こす?!
もともとアトピー性皮膚炎を抱えている人は、マスクの選び方に注意が必要です。
実は、ポリウレタン製のマスクは皮膚症状をさらに悪化させる可能性があると指摘されているのです。
ポリウレタンの原料となっているイソシアネートという化合物は、わずかな量であったとしてもアレルギー症状を誘発する危険性があるといわれています。
しかし、マスクによるアレルギー反応はポリウレタン製だけに限った話ではなく、不織布マスクでも報告があがっています。
中には重度の皮膚炎を引き起こし、一切マスクを着用できなくなった人も。
マスクを着用すると痒くなる、または着用し始めてから調子が悪いと感じている人はすでにアレルギー反応が起こっているかもしれません。
あまりにも重度の場合は、迷わず医療機関で診察を受けましょう。