イベルメクチンを飲むタイミングは食前?食後?
コロナ治療薬になり得るかもしれないと注目されているイベルメクチン。
実は本来、腸管腺糞虫症や疥癬の治療に使われている薬です。
それが新型コロナウイルス感染症に予防・治療が期待されるとして、コロナ禍で急激に注目されるようになりました。
「今までの腸管腺糞虫症を治療する飲み方と一緒?」
「今の段階でわかっている飲むタイミングはいつがいいの?」
そんな疑問を抱いている人も多いはず。
実はイベルメクチンの飲み方は、
・本来の腸管腺糞虫症や疥癬の治療に使う
・コロナ治療薬として使う
この2つの場合では推奨されている飲み方が異なります!
そこで今回の記事では新型コロナウイルス感染症への効果が期待されている、イベルメクチンを飲むタイミングについて説明します!
コロナ薬として飲むなら食前・食後どちらでもOK
FLCCCによるとイベルメクチンをコロナ治療薬として飲む場合、食前と食後どちらのタイミングでもOKとされています。
新型コロナウイルスのデルタ変異株に対する治療・予防の場合でも同様に、食前・食後どちらでもOK。
「イベルメクチンの飲み方は状況によって変わる!3つのパターン」でイベルメクチンをコロナ薬として飲む場合、
・濃厚接触者となった場合
・感染後の軽症治療
この3つの状況にあわせてそれぞれ飲み方が異なると説明しました。
毎日の新型コロナウイルス感染症予防で飲む場合や濃厚接触者になった場合は、1回目の服用から48時間後に2回目のイベルメクチンを飲む必要があります。
たとえば、イベルメクチンの1回目を朝7時に飲んだ場合、2回目の服用は2日後の朝7時。
2回目に飲む日がちょうど休日で寝過ごしてしまった!ということにならないように、1回目に飲む時間は、48時間後にも飲めるかどうか考えた上で設定しましょう。
また感染後の軽症治療で飲む場合、1日1回同じ時間に服用するのが推奨されています。
イベルメクチンを朝に飲むなら朝食は毎日同じ時間にするなど、時間や体の状態がなるべく一定になるようにしましょう。
一般的な飲み方は空腹時
イベルメクチンは本来、腸管糞線虫症や疥癬、フィラリアなどの治療に用いられる薬です。
これらの症状の治療に使う場合は、コロナ治療薬として使う場合とは飲むタイミングが異なります。
腸管糞線虫症・疥癬・フィラリアの治療として使う場合は、空腹時に飲むとされています。
イベルメクチンを販売している海外通販サイトでは、コロナ治療薬として使用する飲み方と従来の空腹時に飲む飲み方が両方記載されているケースが多いようです。
・腸管糞線虫症や疥癬の治療として飲む…空腹時
・コロナ治療薬として飲む…食前・食後どちらでもOK
治療の目的に合わせて飲むタイミングが異なるため、混乱しないように注意しましょう。
牛乳と一緒に飲むのはご法度?!
イベルメクチンの飲むタイミングは食前・食後どちらでもいいのですが、その際に飲み合わせの悪い飲み物があります。
イベルメクチンと一緒に飲んではいけないものとは、牛乳です。
イベルメクチンは脂溶性物質のため、油脂に溶けやすいという特徴があります。
そのためイベルメクチンを脂肪分を多く含む牛乳と一緒に飲んでしまうと、体内に溶けやすくなり成分が通常よりも多く吸収されてしまいます。
成分が多く体内に入り込むので、通常よりも作用が強く現れてしまうということです。
作用が強くなると、それに比例して副作用が強く現れる危険があります。
激しいめまいや吐き気が起こるリスクが高まってしまうのです。
そのためイベルメクチンを牛乳と一緒に飲んではいけません。
また牛乳と同じく脂肪分の多い生クリームの入った飲み物もNG。
イベルメクチンを飲む場合は、水かぬるま湯で飲みましょう。
正しいタイミングで飲もう
イベルメクチンを新型コロナウイルス感染症の予防・治療として飲む場合、食前・食後どちらのタイミングで飲んでもOKです。
ただしイベルメクチンを予防で飲む場合や濃厚接触者になった場合は、1回目の服用から48時間後に2回目を飲む必要があります。
それを踏まえたうえで飲む時間を設定しましょう。
今回紹介した飲むタイミングはFLCCCが臨床試験を行った時に定めた飲み方で、現段階でコロナへの有効性が期待できる飲み方。
FLCCCの研究結果では、この飲み方によって新型コロナウイルス感染症による死亡率が下げられて治療効果があるとされているのです。
イベルメクチンを飲むのであれば、少しでもコロナ治療薬として効果が期待される正しい飲み方を守るのがベスト。
イベルメクチンや新型コロナウイルスは未だ研究の段階ですが、わかっていることを元に今できる最善の新型コロナウイルス感染症対策を行いましょう!